ただならぬ気配。

ただならぬ気配を感じてるのかどうかわからないまま、生活する宏香さんの日々。

この中には陸上競技部員の思いも含まれています

○日清食品グループ従業員の募金で「カップヌードル」ほか100万食を追加無償提供:日清食品ホールディングスプレスリリース(PDF)
東北太平洋沖地震から金曜日で3週間。
ここしばらく家電販売店での仕事が多かったのですが、
電池、懐中電灯、ラジオなどが店頭からすっかり無くなっていて、
(在庫があっても「一人・一家族○個まで」の制限が多かった)
被災地以外でも地震の影響は確実にあるんだな、と実感しています。
祖母がラジオをよく聞くので、単3の電池をよく買っていたのですが、
手に入らないということで、使っていなかった単3の充電池を引っ張り出して使っています。
その充電池も今は節電対策からか、在庫も薄くなっているところも多くなっているようです。


さて、話はタイトルに戻りますが、
地震発生後にカップラーメンとお湯を沸かす給湯機能の付いた「キッチンカー」での支援を、
日清食品が行ってきましたが、
今回は日清食品ホールディングスとして、100万食のカップめんを追加支援することを決定。
日清食品をはじめ国内外の日清食品グループ各社で働くみなさんが、
「寄付をするなら、カップヌードルで!」と強く希望、
今回の100万食のカップめん支援は日清グループの皆さんの募金によって実現したそうです。
送るだけだと水量制限や電力を使えない地域も多く、食べることが難しいため、
作るための水、そしてキッチンカーも合わせての支援となるかと思われます。


陸上競技部でも東北出身の保科キャプテンや板山さん、安西くん、監督補佐の工藤さんなど、
ふるさとが大きな被害を受けた、という人たちが多くいます。
自粛・延期となった大会も具体的に開催日時が決まりつつあり、
不安にかられながらも競技に備えることを考えると厳しい状況ではあります。
しかし、今年はテグ世界陸上が予定通りであれば8月に開催されます。
マラソンではチャンスを逃しましたが、トラックではまだチャンスがあります。
日本代表、そしてゲディさん、カレブくんをケニア代表として送り出し、
テグから『日本はこんなに元気になったぞ!』と走りで報告できるようにしたいと思っています。


そして、日清以外でも陸上からの支援の輪が広がっています。
27日付の中国新聞で、福島県出身佐藤敦之中国電力)が、
中国電力陸上部で集めた義援金60万円を福島県人会を通じて送ったニュースが報じられました。
「福島で被災したジュニア選手の支えになれば」とのことで集めた中電陸上部の義援金は、
26日に広島そごう前で行われた東北4県人会合同の街頭募金へ敦之さんが出向き届けに行きました。
しかし、届けた後、敦之さんはそのまま街頭募金へ参加。通行人に募金を呼びかけたそうです。
都道府県対抗男子駅伝では、出場しない年も福島チームの応援に駆け付けている敦之さん、
(今年も開会式に駆けつけていました)
時には、県人会の皆さんと共に白虎隊コスプレで応援したこともあるほど。
さすが「チーム福島」の親分と言われるだけあります。
(なお、大親分は富士通藤田敦史。皆さんご存じ「Wアツシ」です)


Wアツシ親分をはじめ、日清安西くん、富士通星くん・高嶺くんなどの実業団勢、
大学では東洋大新キャプテンの柏原くん、駒大はクインテット撹上くんなど、
たくさんの「チーム福島」の選手が活躍しています。
色々心配なことがたくさんあると思いますが、
先輩達の競技以外での支援活動を励みにして、頑張って欲しいです。
そして、来年の都道府県で「乗り越えて、広島へ来たぞ!」と元気な走りを見られることを期待します。
その時に天皇杯をお土産に持って帰ってもらえば、こちらとしてもうれしいです。