ただならぬ気配。

ただならぬ気配を感じてるのかどうかわからないまま、生活する宏香さんの日々。

ワカマツの恩返し

○東日本実業団駅伝:東電の元同僚に恩返し…日清食品・若松:毎日新聞
本日早朝行われた東日本実業団。
男子は途中デットヒートはあったものの、ほぼ圧倒的なレース展開で日清食品グループが、
女子はトラック残り100mの勝負で第一生命が優勝しました。
男子は1区から5区までが区間新記録でした。
(1区悠基くん、2区宇賀地くん、3区ダビリ、4区木原くん、5区若松くん)
その区間新ラッシュの中で、注目されたのが「移籍」した若松くんです。

風当たりが強かったために、
前所属チームの東京電力グループに触れられない形で5月に日清に加入した若松くん。
3月の震災、原発事故以降、練習もままならなかったことが記事で触れられています。
会社を取り巻く状況が厳しい中、職場(東電本社でなく、東電関連会社だったとのこと)の皆さんは、
若松くんを競技に専念できるよう、東電から日清へ快く送り出したそうです。
日清のプロフィール欄に
「今一番の宝物は?」という質問に、
「前の職場(東電関連会社)の人たちからもらった寄せ書きの色紙」と答えています。
東電時代は、ニューイヤーの1区で激走、2010年は3位、
今年は同タイムだったものの惜しくも判定2位で、
ようやく区間賞まで手が届くところまで来たところでのチーム活動休止、
日清で競技を続けられることにになったものの、
職場を離れる決断は、さぞかし苦しかっただろうと思います。
そういった困難を乗り越え、東電・日清を通じ、東日本で悲願の区間賞。
今回は区間新という、うれしいおまけもあり、
若松くんにとって、前職場の皆さんへの恩返しができたのではないでしょうか。

レギュラー争いはこれから本格化してきますし、
まだベネくんや北村くん、安西くんなど、主力選手も残っています。
更にここ近年の日清は小野っち・ジロさんと、
東日本出場なし、いきなりニューイヤー抜擢の選手が大活躍し、
チームの順位に大きく貢献してるので、
「優勝したとはいえ、(自分がメンバー入り出来なかったので)悔しい、複雑な気分」と吐露した、
ルーキー無量くんも、まだまだチャンスがあります。

足首の痛みが心配ですが、
「三度目の正直」ニューイヤー区間賞獲得なるか、
若松くんの元日のリベンジに期待です。