ただならぬ気配。

ただならぬ気配を感じてるのかどうかわからないまま、生活する宏香さんの日々。

みかん食べれば思い出す

みかんも早生のさっぱりした甘みから、
ジューシーな甘みになってきたなぁ、と思うこのごろ。

みかんといえば毎度うちの語り草になっているネタがある。

中学生のとき、アトピーでスナックなどいわゆる市販のお菓子が食べられず、
果物しか食べさせてもらえないことがあった。
冬場はみかんを箱買いしていたので、
勉強の合間やテレビを見ながら、食後のおやつなどに、
ダラダラとみかんばかり食べていた。

そして、学校の定期健診のとき。
アトピー以外は健康体のはずの私に、なぜか
「肝臓に異常あり・要診断」の通知が。
そういえば、内科検診のとき、ほかの子より時間かかってたけど、
まさかそんな大病を??

親とともに首をかしげながら近所の行きつけの内科へ通知を持って出かける。
皮膚を触って先生が呆れたように一言。

「なんでそんなことで通知を出すのかなぁ。わかんないなぁ」

?????
さらに首をかしげる私と親。

「先生、どういうことですか?」

「えーと。これは柑皮症なんだよなぁ・・・」

かんぴしょう??

柑皮症とは、みかんなどのカロチノイドが皮膚の末端にたまって黄色く見える症状。
病気でもなんでもないのだが、
人によっては全体が黄色味を帯びてくるので、
黄疸と勘違いされることもよくあるそうで。
小さい子供なんかでよくある症状なんだとか。
参考HP:徳島県小児科医会の子供の健康アドバイス「柑皮症」

「で、蜜柑どのくらい食べてた?」

「月平均20個くらいですかね」

「そりゃ出てくるだろうねぇ、色。」

その後黄疸であれば白目も黄色くなることなども先生から教わる。
(柑皮症であれば白目は黄色くならないそうで)
このときトリビアのへぇボタンがあれば、
間違いなく80へぇは超えていたと思う。

結局先生は
「蜜柑の食べすぎを止めるように指導」の一言を学校に連絡。
結果、誤診であり健康体であることが証明。

それで。
先生は「誰が診断した?」としきりに聞いてましたが、
「ハハハ〜」と親子でお茶濁してたけど・・・

すいません、この診断書いた医者は
当時私と弟の同級生(女)の父親で(爆)。

しかもいじめられてたんで、
「親子ぐるみでいじめやがって〜」とまで言われてました(大汗)。

今じゃ笑い話で済んでますが。
そういえば、中学卒業後以降彼女の姿は一度も見たことない。
なんかいろいろ不穏なうわさを聞いたりしてましたけど(汗)。

どこ行っちゃったんでしょう。
みかんとともに柑皮症とその親子を思い出すこのごろ。


そうそう、世の中の子育て中のおかあさん、
カロテンの過剰摂取は要注意。
柑皮症は人によっては色素が鼻とかの先端に出て、
マックのドナルド状態になる場合も。

私も子育て前にひとつ賢くなりました(笑)。