ただならぬ気配。

ただならぬ気配を感じてるのかどうかわからないまま、生活する宏香さんの日々。

気持ち。

大阪での出張。

今まで現場で楽しく明るく、と思っていたのだけれど。
ボタンを掛け違えてることに気づいた。

出来なくてはいけないことが出来ない。

自分でもうすうす自覚していたけれど、
同僚「お父さん」に言われて、危機感を覚えた。


何も言われなくなったら、終了。


誕生日を過ぎてから、派遣社員といくつかの掛け持ちと言う仕事に、
自信が持てなくなってきた。
かといって転職しても新しい仕事が出来るかといえばそうでもないし。
いつの間にやら、仕事が出来ない自分になっていた。


今まで、自分が持っていた「出来る」っていう勘違い。
今度の仕事までにどこまで直せるだろう。

いや、直していかなくてはいけない。


同僚である「お父さん」が飲みの席で言っていた。


頑張るのは当たり前。
その次ができるかどうか。


今まで変な頑張り方をして体を壊していたし、
うつ病患者に頑張ると言うのは禁句なので、
頑張ることを避けていたのかもしれない。


時間はかかったけど、今度は避けられずに通れそうだ。