あくまで中継所までの道のり
今回は全日本大学駅伝3連発ネタでトラックバックしていただいた、
SEABLOGスポーツさんの「大学駅伝と長距離ランナー育成」より。
駅伝ネタでトラックバックしていただけるとうれしい(泣)。
昨日の全日本大学駅伝が事実上の「大学駅伝全国大会」であるのだが、
実際は「ローカル大会」である箱根駅伝のほうが盛り上がりは上。
まぁ、歴史もはるかに長い駅伝ではあるし。
しかし、やっぱり日テレの企業努力(+皮肉大さじ1杯)のおかげにしても、
箱根の後、つまり選手育成という意味では??というのが箱根駅伝。
最近ニューイヤー駅伝でも箱根出身者が増えてきたが、
そこから日本のトップクラスへ、というのはまだまだ少ない。
それよりも、最初優秀な逸材が結局箱根に出ることなくつぶれて
ダメになってしまうのが心配なのである。
今回「大ゴボウ抜きショー」で沸かせたスーパールーキー・上野(中大)の
佐久長聖高校の先輩・佐藤清治も高校1年で京都インターハイ優勝と
将来のスーパールーキーと期待されていたのだが、
順大入学後彼の姿を駅伝で見ることはほとんどなし。
ちなみに佐藤と争い準優勝だったのは徳本一善(法大→日清食品)。
佐藤と徳本では2年の差があるとはいえ、
もし佐藤がこのままつぶれなかったら、
「京都インターハイの再来」が今年、
いや去年以降日本選手権でみられたかもしれない。
(もう見られないと思うと・・・・泣)
箱根駅伝全国大会に、という声もあるが、
関東学連はあくまで日本学連の地区学連であり、
箱根を全国大会に、ということになるならば、
さまざまな問題も出てくるように思う。
特に爺さんぞろいのOBあたりはかーなーりうるさいと思う。
↑ナ○○ネなんか目じゃないぞ(失礼)
多分プロ野球以上に難しい問題だと思う(汗)。
78回大会の徳本の棄権以来、
箱根でも給水や途中棄権の判断がシビアになっており、
(徳本といえば当時は学生トップでいわば陸上金の卵だったからなぁ)
選手育成の面でも配慮されてるし(正直まだまだ、だけど)
今までの選手は「箱根がゴール」といっていたのが、
いつのまにか「箱根はステップ」と考える選手も多くなってきた。
あくまで箱根駅伝は「大学生区間」の最後の場面であり、
進路はさまざまであるとはいえ、分岐点のような「中継所」の途中である、ということを
理解していただければ、と。
それよりも「選手育成」の面であれば、
中学生から一般まで幅広く選手を走らせる
都道府県男子駅伝(ひろしま男子駅伝)の意味合いは大きいと思うぞ。
ってこれはまた今度。