ただならぬ気配。

ただならぬ気配を感じてるのかどうかわからないまま、生活する宏香さんの日々。

ワールドエンド・デンジャラスじいさん

少々mixi風味のタイトルですいません。

明日から5連勤のため、
(仕事の内容がそれぞれ違う)
引きかけた風邪を今のうち治すため、病院へ。
ビタミン点滴打ってきました。
ビタミンB2入りなのでピンク色です。

本当は市内にある美容系病院で打とうと思ったのですが、
保険適用外になり高額になるので、
どうしようかと考えていたら、
祖母が通っている近所の病院に聞いてみると、
診察をしてから打てますよ、とのことだったんで夕方頃に病院へ。

診察を受け、点滴をするために処置室へ。
点滴をしながら寝ていると、
前のベッドにじいさんとその奥さんが。

ベッドに入る前からどこかがかなり痛いらしく、
小さい声でうめくじいさん。

しかし、そのうめき声が変わってきている。

「いたい〜。寝台(ベッド)変えてくれぇ〜」

外来用の点滴のベッドは入院のベッドに比べて非常に狭い。
しかし、腕がはみ出ない幅になっているのだが、
じいさんは痛みながらもベッドが不満らしい。

「すいませんねぇ、ベッド変えられないんですよ〜」

なだめるようにじいさんに話す看護師さん。
先生を呼んできますね、と奥さんに言って、
内線(ここの内線は院内PHS)を掛けている。

先生が来るまでの間、
おじいさんのうめき声がだんだんトーンアップしてくる。

「いたい〜。いたい〜。えらい〜」

ちなみに、年配の人の中にはしんどいことを「えらい」ということがあるんですが、
痛いのかえらいのかどっちなのかわからず(汗)。

「い」と「え」の区別のつかないうめき声が徐々に大きくなり、
点滴の友・iPodをインナータイプのイヤホンで聴いていても、
じいさんの声が聞こえてくるくらい大きくなってきた。

あの、くるりとじいさんの声がシンクロしかかってるんですが(汗)。

そう思っていたら先生が到着。
痛み止めをおじいさんの点滴に入れるよう指示を出して、
サッと去っていく。

「いたい〜。えらい〜。えら〜い〜」

「薬がゆっくり効いてきますから、落ち着きんさい」

エスカレートするじいさんをなだめる奥さん。
しかし、奥さんがなだめても、じいさんはさらにエスカレート。

「イタイ〜!イタイ〜!」

でかい声上げながら暴れ始めたじいさん、
痛さの余り、起き上がって点滴の針を抜こうとしていたので、
奥さんが慌てて制止。
看護師さんも急いでじいさんをなだめる。

針が別のところ刺さったらいけんけぇ、暴れちゃいけんよ〜」

それもそれで怖いんですが(汗)。

結局、宏香さんの点滴終了まで、じいさんはずっとうめいておりました。
痛いことを口実に誰かに甘えたかったのかもしれませんが、
しかし、うめき声が大きくなりすぎて、奥さんにやんわり注意されてました。

ただ、起きだして暴れたときには、
自分のほうに向かないよう祈ってました(汗)。

ビタミン点滴は保険のおかげで非常に安かったのですが(1000円)、
今後は市内の保険適応外の美容系病院も考えようかと思うこのごろです。