ただならぬ気配。

ただならぬ気配を感じてるのかどうかわからないまま、生活する宏香さんの日々。

たすきの重さはみんな一緒

○東洋大の箱根駅伝出場認める 強制わいせつ事件で関東学連:時事通信
※昨日記事をアップしましたが、詳細が分かったので記事を追記しました。

1日に陸上部長距離の選手が痴漢の現行犯で逮捕、
川嶋伸次監督と部長が3日に責任を取って辞任、
東洋大学の出場を判断する関東学連の特別審査委員会が今日行われた。
川嶋氏と元部長の川野祐司氏より事実報告を受けたうえで、
会議を行ったそうですが。



結論は「東洋大出場可能」。



今回の事件について、



・集団でなく個人の事件(集団痴漢でなくひとり痴漢)
・加害者が個人的に責任を問える成人(逮捕された部員は20歳)
・事件は合宿中などチーム活動中でない時に起こった(通学中)


以上の3点を考慮。


箱根駅伝解説でもおなじみの青葉昌幸会長名義で、
「一部員の不祥事によって真摯(しんし)に勉学とトレーニングに励んだ部員諸君が、
その成果を発表する機会まで失うことは誠にふびん」
という見解を出した上で東洋大の出場を認めることになった。


ただし、以下の付帯事項がついた上での出場となる。


・学生指導(特に風紀)に関する改善案を考えて文書で出せ
・駅伝補助金200万円支給ナシ(つまり自腹)
・スタートゴール地点での集団応援禁止(応援団NG)
↑東京大手町の読売新聞社前と箱根芦ノ湖往復


甘いと思った方も多いでしょうが、
補助金ナシと集団応援NGは相当厳しいです。
時事通信では応援団による集団応援NGとははっきり書いてますが、
駅伝界で幅を利かせる(ぉぃ)OBによる集団応援も、
自粛せざるを得ないかと思われます。


今回の東洋大事件で、
選手の意識を改めて考えなければ、と思いました。
学生スポーツ不祥事が多い中で、
陸上は「対岸の火事」のように思っていたのかもしれません。


このような不祥事を起こさないために、
選手一人ひとりが、大会だけでなくいつでも「大学の看板を背負っている」ことを、
いつもどこかに置いてもらいたいのです。

東洋大に限らず、他大学も同じ。
「たすきの重さ」は誰にも同じですから。